Q 受け口はどうやって治すの?
A 筋機能のアンバランスが、不正咬合を造ります。
バランスを整え、調和を取り戻せば、不正咬合は、回復します。受け口の原因の一つは、舌が低い位置で機能していることです。
ですから、治療目標は、まず、舌を挙上して上げることです。
その様に、バランスを取り戻す器具が、機能的顎矯正装置、ムーシールドです。就寝中使用します。
取り外し出来る装置ですから、上手く使えなかったり、諸条件によっては、期待する効果を得られないこともあります。
主治医に充分相談の上、ムーシールドを使うことを、お勧めします。
Q 受け口は一度治したら、もう大丈夫?
A ムーシールド治療法は、大抵の場合、およそ1年間を目標に治療します。
一度治したら、「もう大丈夫」をいう人が、大半です。
しかし、成長がスパートする頃、再治療を必要とする場合があります。
定期健診は重要です。女子は15~16歳。
男子は17~18歳まで成長します。その頃まで、定期健診を続けることが理想です。
Q 受け口は遺伝する?
A 受け口は、遺伝します。
顔形は、ご両親に、似ます。
残念ながら、受け口の家系があります。しかし、早めに対処することで、かなり改善できると考えています。
いずれにせよ、遺伝の有る無しに関わらず、早めに受診することをお勧めします。